2012-12-03 ■ ほんとうに悲しいときは、指先が痛くなる。 寒さで締め付けられるように痛む感じにとても近い。 そういうとき、涙は出ない。 現実を受け入れること、事実を事実と認めることを、心が拒むからだ。 涙が出るようになってはじめて、指先に血が通っているのを感じる。 吐き出せるから、また生きていけるのだなと思う。