明け方の晴れた空を見ながら聴く山下達郎の音楽がすごすぎて圧倒されてる。
希望ってこわいものだったんだなぁ、ないと思うほうがずっと楽だったんだなぁと思いながら、
希望のおそろしさに立ち向かう静かな気持ちが芽生えてくるような音楽。

うそ、そんなものですらない。
ただ音を聴いて、
飲み物も、たばこすらいらない、
息が詰まりそうなくらい美しい一瞬。

理屈をつけなければ押しつぶされてしまいそうな、
理屈をつけなければ自我を保っていられないほどの官能。

ああ、だからひとはセックスについて、あんなに言葉を尽くすのだな。 
そうしなければ、なんの理由もなく、あんな快楽が存在することがこわいから。

ずっとこうして言葉を失って溺れていたい。