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雷が綺麗で、部屋の灯りを消した。
雲が厚いので稲妻は見えないけれど、隙間からフラッシュのような瞬く光が見える。
ほとんど絶え間なく、といっていいペース。
フラッシュの光よりもイエローが強めで、灯りを消しているのに天井や壁に光が差すのが不思議に思える。
音は聴こえなかった。どれぐらい遠くで鳴っていたのだろう?

最近、ひとに会うと「顔色が悪い」と言われ、
確かにチークの色がうまくのらない感じで(自分では日焼けしたせいだと思ってた)
何か栄養のあるっぽいものを食べてやろうと思って、
外でかなりしっかり食事をしたら、
胃に血が集まって頭から血の気が引いていく感じで、
帰って倒れ込むように寝てしまった。

睡眠はよくとっているのに、四時間も寝ていて、
そういえば最近、しっかり食事をするといつもこんなだと気づき、
さすがにおかしいんじゃないか、どうしてこんなふうなんだろう、と考えてみると、
自分がまだ過ぎたことに傷ついているのに気がついた。
これからまだ傷つくことにおびえていることにも。

いちばん怖いことはもう起こったのだから怖くない、と自分に言い聞かせながら、
もう一度眠ると朝になっていた。

2日の日曜日に、山中湖で初めて山下達郎を観てから、
ふつうの気持ちでいられなくなってしまった。
その前にシアターライブも観ていて、そのときもちょっとおかしくなった。
まわりに人のいない席で、泣きすぎて、1/3ぐらいはまともに画面を観られなかった。
ライブはもっとすごかった。
こじあけられるような、傷跡をつけられるような歌じゃないのに、
どうしてこんなことになるのか全然わからない。 

からだの真ん中に、心というものがあって、それが殻のようなもので守られているとしたら、
それが溶けてなくなってからだが全部心になってしまうような感じだ。

ほんとはその前から、ちょっと変だったんだと思う。
掃除や洗濯はしていて、部屋はきれいだけど、
冷蔵庫の中から食材がいつのまにかなにもなくなっていて、
野菜ジュースとビールだけになり、
シリアルを食べるためにかろうじて買っておいたヨーグルトは賞味期限が切れていて、
ひとつだけ残しておいた桃は腐りかけていて、
死んだような部屋で生活していた。

9時間ぶりに飲む水は甘く、
今日はサボテンにも水をやった。