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人生の中で、何日かあるかないかぐらいの、美しい一日だった。

ひとの心は、なんと複雑で、繊細で、脆くて、
浅はかで、強欲で、疑い深くて、
あたたかく、やわらかく、難しいものなのだろう。 

わたしはそういうひとの心のありようを「美しい」と呼びたい。
その揺れを、激情を、傷つくその様子でさえも、美しさだと定義したい。
動いて、動いて、動いてゆく。休むことなく、生きている限り、なにも考えたくなくても、思考を止めたくても、絶対に止まらない。
そのことを美しいと思い、愛すると、心に決めていたい。